- 紫外線を浴びすぎるとどうなる?
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紫外線には、健康なカラダを維持するために必要不可欠なビタミンDを体内で生成する働きがあります。
ビタミンDは、骨格を維持するために必要不可欠で骨粗鬆症を防ぐ効果もあります。
しかし、紫外線を浴びすぎてしまうと、肌にダメージを与えるデメリットもあります。
紫外線によるダメージには、短時間で影響が現れる「急性傷害」、長期間にわたって紫外線を浴びたことであらわれる「慢性傷害」があります。
急性傷害の日焼け(サンバーン)は紫外線を浴びた数時間後からダメージを発症し、部位が赤くなりヒリヒリとした痛みをあらわれます。
症状は数日で消えることが多く、その後肌は茶褐色へと変化します。
強い日差しを長時間浴びて重度の日焼けとなった場合は、水膨れ、発熱やだるさなどの症状があらわれ、火傷の処理のように治療が必要となります。
慢性傷害は長年にわたって紫外線を浴びたことでシミやしわが皮膚に見られるようになる他、悪性黒色腫(メラノーマ)や基底細胞がんなどの皮膚がん、また紫外線角膜炎、白内障や翼状片など目に対しての影響が起こります。
皮膚がんは日本では少ないと言われていますが、日本人も罹患しており黒いシミが広がったりする場合は注意が必要です。
紫外線角膜炎は結膜の充血や異物感があらわれ痛みを発症、翼状片は角膜に組織が増殖し視力障害の原因にもなります。
紫外線は午前10時〜午後2時の間が多いためその時間帯の外出を控える、または日傘や日焼け止めなどでしっかりとした紫外線予防対策が必要です。